線状降水帯発生中
2023/06/022023/06/06
四国から大阪湾周辺にかけて、線状降水帯が観測されています。このあとは近畿の都市部にも非常に発達した雨雲がかかり、短時間で災害の危険が迫る大雨となる恐れがあります。大雨による災害に厳重に警戒してください。
短時間で災害の危機が迫る可能性 夜にかけて線状降水帯がかかる恐れも
西日本付近をゆっくり南下する梅雨前線に向かって、台風を取り巻く暖かく湿った空気が流れ込んでいます。四国や近畿には発達した雲がかかり、線状降水帯が発生しています。このあとも数時間は、四国の太平洋側から近畿の中部や南部にかなり発達した雨雲がかかり、今夜にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みです。雨は明日3日の明け方にかけて、近畿南部を中心に降り続くでしょう。
線状降水帯が京阪神周辺に直撃し、災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。線状降水帯がかからない地域でも、激しい雨が降り続く恐れもあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に厳重に警戒してください。
明るいうちに、危険が差し迫る前に避難を済ませてください。避難が難しい場合は、建物の中のなるべく高い場所、斜面から離れた場所に身を移すなど、極力安全な場所でお過ごしください。
線状降水帯発生時にとるべき行動とは
線状降水帯が発生している場合は、すでに土砂災害や洪水による災害発生の危険度が、急激に高まっている状態です。
自治体からの避難に関する情報を確認のうえ、早めの安全確保を心がけましょう。すでに避難することが危険な場合、家の中の、崖や川から離れたできるだけ高い所で身を守るようにしてください。(ただし、土石流が想定される箇所においては、危険な区域の外へ退避する、もしくは堅牢な建物の高層階に避難することが基本です。)
なお、土砂災害は、雨が弱まったり、止んだりした後でも、発生する場合があります。土砂災害の前兆は、斜面のひび割れ、異様な音・におい、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すなどです。このような前兆を見つけた時には、すぐに、斜面から離れてください。
また、河川の増水・氾濫も大雨のピークが過ぎた後に発生する場合があります。雨が弱まっても川には絶対に近づかないでください。
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